戦略的学習で目指す英語マスターへの道

英語を自在に使えるようになるまでの道のりを記録するブログ。

手順の分解(3)

手順を分解した学習方法はなかなかに効果的なものだと思いますが、注意しなければならない点があります。

1.切り離した要素は別途改めて学習する必要がある

SSS多読では語彙制限のあるGradedReaderを教材に使用しているため、ボキャビルを別途行う必要があると思います。やさしい本をたくさん読むことで語彙数も増えるということを主張される方もいらっしゃるようですが、私はいまいち納得できませんでした。語彙制限のある文章を読んでいながら、なぜ自然に語彙が増えるのか???です。また、覚えなければならない語彙数が英検1級で10,000前後だとすると、明らかに量が不足してしまいます。

義務教育で習う学校英語も、文法や読解に焦点をあてた手順の分離だと見なせば、取り残された発音や、多読、多聴の練習を別途行う必要があります。


2.分解した要素は最後に一体化しなければならない

補助輪を外した自転車の練習では、「バランスを取ること」と、「ペダルをこぐこと」を分解しました。最終的に自転車に乗れるようになるためには両方を同時に行わなければなりません。

英語の学習も、発音や、ストレス、文法、語彙・・・が一体となって始めて効力が発揮されるものと思います。K/Hシステムでは手順の分解を徹底的に行った学習法を採用していますが、最後にこれらを一体化させることの重要性も十分に説いています。


未だ英語の学習者の分際で随分とえらそうなことを言ってしまいました(ごめんなさい)が、結局のところ全ての分野を時間をかけてバランス良く練習しなけらばならないということに尽きると思います。英語の勉強法の中には自説を強調する余り、特定の手法を挙げ、これさえやっておけばOK的な発言がしばし見受けられます。しかし、その辺は話半分に受けとめて、自分の学習法の中に不足しているものを部分的に採用するようなやり方が良いのではないかと思います。

手順の分解(2)

少し間があいてしまいましたが、前回は「ある技術を習得する際は、要素毎に分解して練習すると効率が良い」という話をしました。

これは英語学習にも十分当てはまると思います。
文法はその代表ではないでしょうか。大人になって自然に言語を身につけることができなくなった私たちに、言葉の規則を要素分解して、考え方の道筋を示してくれます。

最近では様々な語学学習法が開発されていますので、その中から「手順の分解」を利用した例を少し挙げてみます。


・「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」
著者は中学レベルの文型でスピーディーにたくさんの英文を作っていくことを主張しています。従来の英作文の参考書は、欲張りすぎる余り、様々な語彙やイディオムを一緒に求めていたため、記憶の負担が生じていました。基礎文型の習得という目的をしっかりと定め、手順を分解することによって学習がスムーズに進められる工夫がされていると思います。


・SSS英語学習法
こちらは易しい文章をたくさん読むことに焦点を当てています。語彙レベルが制限された読み物(Graded Reader)を使用することによって、単語が分からないことによる読み手のストレスを削減しています。英文を頭から順に読みこなし、構文を素早くとらえる練習を大量に行うことに目的があるかと思います。


・究極の学習法 K/Hシステム
英語の音読方法がこれでもかというくらい要素分解されています。8分程度のスピーチが教材なのですが、これ1本に300ページ弱のページ数を割くほどの徹底ぶりです。本書ではまず、英語のスピーチを「音声」と「意味」に分解し、それぞれを分けて習得する方針を示してくれます。「音声」面についてはシャドーイングが主体となるのですが、ここでも更に細分化がなされています。「英語のビート(拍)を強調したシャドーイング」「拍の入る音節のはじめの子音から、強くストレスを入れる」「拍の入る音節の母音を、正確に、かつたっぷりめに発音する」などなど、シャドーイングひとつとっても、ここまで留意すべき項目があったのかと当初は大変驚きました。


このように、英語を形作る各要素が十分分解された形で提供されれば、我々日本人にとっても、ひとつのテーマに注意を向けて練習することができ、非常に効率よく学習を進めることが可能になると思います。


ただし、この手順の分解については最後にやらなければならない大事なことがあります。

(つづく)

手順の分解(1)

難しい数学や物理の勉強でも、段階を踏んで一歩一歩進んでいけば確実に理解できるものだと思います。このように、学習を効率化するひとつの手段に「手順の分解」があります。

以前、小さな子供が補助輪を外して自転車に乗る訓練をテレビでやっていました。
普通は何度も転びつつ、四苦八苦しながら何とか乗れるようになるのですが、その番組では自転車に乗ることを教える「名人」が登場します。名人は子供を1日で自転車に乗れるようにしてしまうそうです。そして、その宣言通り、番組ではあっという間に子供が自転車に乗れてしまうのでした。

自転車に乗るためには以下の2つのことを同時に行わなければなりません。
(1)バランスを取る
(2)ペダルをこぐ
補助輪を外すと転んでしまうのは、この2つをはじめっから無理して両立させようとするからです。したがって効率的に自転車に乗れるようになるためには、この2つの動作を分けて練習すれば良いのです。

テレビではまず最初に地面で足を蹴って、両足を浮かせた状態でバランスをとる訓練を徹底的に行います。バランスをとることに慣れてきたら、両足を浮かせた状態で緩い坂道を下れるようになります。

バランスが十分取れるようになった段階でようやくペダルをこぎ始めます。最初はぎこちなく、やはり何回か転んでしまうのですが、バランスをとる予備練習をしていない子供に比べてダントツに速く自転車に乗れるようになっていました。


この「手順の分解」はあらゆる学習において適用可能です。次回に英語学習への適用法を考えてみたいと思います。


学習方法のまとめ

ネットや書籍で主張されている英語の学習方法についてまとめです。
私は英語学習を再開しようと思い立った時に、まずは学習方法を徹底的に調べ上げることにしました。新たに情報が入ったり、考えが変わる度に更新していきます。


●我々日本人のおかれている環境
・トレーニング時間が圧倒的に不足している。学校で理屈は学ぶが、それを体得するための練習をしていない。語学はスポーツのようなもの。

・そのトレーニング自体は地道で根気が要るため、多くの人が途中で投げ出してしまう。上手くなるにはそれ相応の時間を必要とする。

・書籍やCD、DVDなど教材は豊富に存在し、独学でもかなりのレベルに到達することは可能。英会話学校や留学に行ったからといって、簡単には話せるようにならない。要は本人のやる気の問題。


●多分これでかなりのところまで行けるのではないか?(私見)
・発音、イントネーション、ストレスの練習を最初に徹底的に行う
(UDA式30音、K/Hシステムなど)

・正しい発音が身に付いたところで、自分にあったリスニング教材でディクテーション、シャドーイング、音読を何度も繰り返す。
(K/Hシステム、英語上達完全マップ)

・自分の語彙レベルに合った大量の英文を読む。構文をすばやく捉え、読むスピードを上げる
(SSS多読)

・多読では語彙レベルがなかなか上がらないので、同時にボキャビルを徹底的に行う。多読と同時に行うと相乗効果が生まれる。英検1級は10000語レベルが必要。
(SVL12000、アンチ・バベルの塔(←あまりに非効率だと思い直した)、PSS)

・文法、精読の練習も必要。参考書を絞って何回も繰り返す。


上記全てが有機的につながり、一体化されることによって効果が最大に現れる。多読さえやっていれば、、、発音さえやっていれば、、、ということはない。ある程度まで上達したところで、壁にぶち当たってしまうそうだ。


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プロフィール

Char(シャー)

Author:Char(シャー)
2007年から独学で英語をマスターするため修行を始めました。暫定の目標はTOEIC900点と英検1級です。
1976年生
血液型A型
ヨメと二人暮らし

2007/1 TOEIC 650
2007/3 TOEIC 735
2007/5 TOEIC 735
2007/9 TOEIC 735
2008/5 TOEIC 815
2008/6 TOEIC 830
2008/10 英検準1級受験予定


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